2023年08月11日

シーキャンプ

実銃を買ったのは13年ほど前だ。興味が有ったのはシーキャンプと言う名前で、オリジナル思考の私の目にはカッコよく見えなかった。
TOSHIに買ってもらい、イリノイは遠いのでPekoさんの家に送ってもらった。
飯野さんからSW59を計測したいと話が有ったので、ついでにシーキャンプのトリガー周辺の図面を書いてもらったが役に立たなかった。一緒に連れていった、図面屋の腕が悪かったからだ。
少し試作をやったけど、まずトリガーガードでつまづいた。根本から繋ぐ事を考えたのだが、表面処理が綺麗に行かない。元々好きではなかったし、飯野さんに『こんなの売れないよ』と言われやる気が失せたのも事実。売れなくても良いのだが頭ごなしに言われたのが嫌だったのだろう。
そのまま何年も時間が経ち、アメリカに行ってパーツを良くみてみたら、プレス製と思っていたトリガーバーが引き物で驚いた。
完全なカスタムだったんだ。Toshiの話だと自分のガバメントを送って改造してもらうシステムだったらしい。納期は4年だそうだ。
パテント図面と現物の計測で手作りのプロトタイプを作ると、想像以上にハンマーが起きるしトリガーもスムーズだ。
この辺でようやく少しやる気が出たのだが、トリガーやトリガーバー問題(コスト)が掛かるのでごく少量作ってみようと思っていた。
そこから3年掛かって満足いく製品の完成も目前だ。それもカタログモデルにするべく、金型や治具も作った。
あの時、飯野さんに売れないと言われなかったら作らなかったかもしれない。へそ曲がりです。
シーキャンプ



Posted by cobra2 at 00:04│Comments(0)
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